緊急ニュース 岡山で鳥インフルエンザ発生
2007年 01月 28日
宮崎県の清武町と日向市に続き、岡山県の養鶏場でも
毒性の強い高病原性鳥インフルエンザと疑われる鶏の大量死が起きた。
専門家の間では、大陸から飛来した渡り鳥が感染を媒介したとの見方が強まっている。
農林水産省によると、清武町で見つかった強毒性の
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)は、中国北部や韓国で
まん延しているものと遺伝子タイプが同じだった。
韓国では、日本にも飛来するカモ類のふんから同じウイルスが検出されている。
このため、大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は
「渡り鳥が韓国から日本にウイルスを持ち込んだのではないか。
西日本のどこで発生しても不思議ではなく、今回の岡山県も、
同じ型のウイルスの可能性がある」と説明する。
渡り鳥が媒介したとすると、さらに感染が拡大する恐れもある。
喜田宏・北海道大教授(ウイルス学)は「3件が全く同じウイルスなら、
日本の野鳥の中にもウイルスが広がっていることも考えられる」と指摘する。
野鳥から鶏舎にウイルスがどうやって侵入するかは不明だが、
ふんに含まれるウイルスが車のタイヤや人間の靴底に付着して入り込む可能性もある。
大槻教授は「目の細かい防鳥ネットで鶏舎を覆うなど徹底的な野鳥対策が必要だ。
従業員がウイルスを持ち込まないよう消毒などの衛生管理を徹底すべきだ」と話す。
ただし、鶏卵や鶏肉を摂取することで鳥インフルエンザが
人間に感染したケースはこれまで報告されていない。
国立感染症研究所の田代真人・ウイルス第3部部長は
「現在のところ一般の人に感染する可能性は非常に低い。
心配しすぎることはない」と説明している。
毒性の強い高病原性鳥インフルエンザと疑われる鶏の大量死が起きた。
専門家の間では、大陸から飛来した渡り鳥が感染を媒介したとの見方が強まっている。
農林水産省によると、清武町で見つかった強毒性の
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)は、中国北部や韓国で
まん延しているものと遺伝子タイプが同じだった。
韓国では、日本にも飛来するカモ類のふんから同じウイルスが検出されている。
このため、大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は
「渡り鳥が韓国から日本にウイルスを持ち込んだのではないか。
西日本のどこで発生しても不思議ではなく、今回の岡山県も、
同じ型のウイルスの可能性がある」と説明する。
渡り鳥が媒介したとすると、さらに感染が拡大する恐れもある。
喜田宏・北海道大教授(ウイルス学)は「3件が全く同じウイルスなら、
日本の野鳥の中にもウイルスが広がっていることも考えられる」と指摘する。
野鳥から鶏舎にウイルスがどうやって侵入するかは不明だが、
ふんに含まれるウイルスが車のタイヤや人間の靴底に付着して入り込む可能性もある。
大槻教授は「目の細かい防鳥ネットで鶏舎を覆うなど徹底的な野鳥対策が必要だ。
従業員がウイルスを持ち込まないよう消毒などの衛生管理を徹底すべきだ」と話す。
ただし、鶏卵や鶏肉を摂取することで鳥インフルエンザが
人間に感染したケースはこれまで報告されていない。
国立感染症研究所の田代真人・ウイルス第3部部長は
「現在のところ一般の人に感染する可能性は非常に低い。
心配しすぎることはない」と説明している。
by garana-ga
| 2007-01-28 02:01