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砲丸投げ・ハンマー投げ・やり投げ・円盤投げなど投てき種目を扱う通販ショップ「ろくせん」のスタッフブログです。


by garana-ga
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パラリンピックで感動の銅

「女房に残念だったと報告します」


北京パラリンピックの陸上男子円盤投げで
還暦にして銅メダルを獲得した大井利江選手。


自己記録を更新し、04年アテネ大会銀メダリストは
金を目指していただけに悔しい気持ちが大きいようです。


この10年、週に4日の練習に付き合ってくれた
妻須恵子さんから「いい結果を出さないと意味ないよ」
と送り出された今大会。


大井選手は元漁師で、甲板での作業中に
つり上げていた約20キロのかごが落ちてきた。


首の骨を折り下半身の感覚がなくなって車椅子生活に。


妻と子供3人を抱え、「落ち込んではいられない」と
リハビリのためプールに通いだす。


そこで障害を持つ人が他にもいることを知り、
障害者の水泳大会に参加するようになった。


99年に友人に連れられて陸上の大会に行き、
「円盤投げをやってみないか」と誘われたのが円盤投げを始めるきっかけ。


「難しいけどやりがいがあった」と練習を重ねてこつを覚え、
初の国際大会出場となった02年アジアオセアニアスポーツ大会で優勝。


練習を支えたのは、自身も左脚に障害がある須恵子さん。


大井選手は週4日、午前8時半に自宅近くの運動公園で練習。


固定した車椅子から重さ1キロの円盤を投げる。


左脚を引きずり半歩ずつしか進めない須恵子さんが拾い、
両手で抱えて大井選手に渡す。


午前10時まで50回ほど投げ、
それを須恵子さんが拾い続ける。


20代の選手らと競っての銅メダル。


「女房に楽をさせてやるかと思ったけど、
金が取れなかったから4年後も目指す」。


二人三脚は当分続く。


ロンドンでは悲願の金メダルを!!
by garana-ga | 2008-09-18 13:59 | 円盤投げ